投資・資産形成

【2021年5月現在】中国株のゼニ家運用実績を公開!各銘柄の考察と今後の運用方針

何故中国の個別株を運用しているのか?

初めに、何故ゼニ夫婦は中国の個別株を運用しているのか話します。

日本株は、自分の住んでいる国の会社なら馴染みもあり、情報も得やすいと説明しました。

一方で、中国の個別株を運用する理由は、一言でいえば、「今後の経済成長を期待している」ためです。

中国はGDPで既に、アメリカに次ぐ世界第2位の経済大国ですが、2030年にはアメリカを抜かし、世界第1位になると予想されています。

参考:PwC Japan「上位20カ国のMERに基づくGDP(実績および予測)

中国は、ここ10~20年でのGDPの成長も著しく、この10年でGDPは約2倍になっています。

出典:世界経済のネタ帳「中国の名目GDP(USドル)の推移(1980~2021年)」

香港ハンセン指数はここ10年で17,500→30,000と約1.7倍になっており、今後の成長も期待できます。

参考:SBI証券「香港ハンセン指数」

ゼニ吉
ゼニ吉
ちょっと待つバブ!

何で香港ハンセン指数をみるバブ?中国なら上海総合指数じゃないかバブ?

ゼニ美
ゼニ美
ゼニ夫婦が使っているSBI証券は、香港証券取引所の銘柄しか取引できないんだよ。

ハンセン指数は香港株式市場を代表する指数だから、これを参考にしてるよ!

ゼニ吉
ゼニ吉
それなら香港ハンセン指数に連動するETFを買った方がいいんじゃないかバブ?

中国は情報も取りにくいし、政府の影響を受けるからリスクが高いって聞いたバブ。

ゼニ夫
ゼニ夫
確かにそうだね。実際「トラッカー・ファンド・オブ・香港」というハンセン指数に連動するETFも買っているよ。

日本と同じように業績を分析して、個別株を運用すれば、ETF以上のパフォーマンスが出せないかな?と思って、個別株も買っているんだ。

ゼニ吉
ゼニ吉
なるほどバブ・・・

日本株も、中国株も、ファンダメンタルズ分析(業績や財務状況の分析)で運用すれば、理論的には好成績を出せるはず、ということバブね!

ゼニ夫婦の投資戦略については、以下の記事を参考にしてください。

夫婦でFIRE(経済的自立・早期リタイア)を目指すロードマップ この記事では、ゼニ夫婦の考える「サイドFIRE」に向けたロードマップを紹介します。 結論は以下のようになります。 ...

ゼニ家の中国株運用実績(5月時点)

中国株の評価損益、ハンセン指数との比較

ゼニ夫婦の個別の中国株の運用成績です。(2021年5月時点)

ゼニ夫婦では、個別株の評価を独自の方法でしています。

グラフの一番左から、元本(個別株購入額)、評価額(現在の株価)、中国のハンセン指数、米国のS&P500と置いています。

右2つのハンセン指数、S&P500というのは、個別株を購入した金額で、その個別株を買わずにハンセン指数、S&P500に連動したインデクスファンドを購入していたら、いくらになったかの金額です。

前回の日本株実績の記事も参考にしてください。

【2021年5月現在】日本株のゼニ家運用実績を公開!各銘柄の考察と今後の運用方針 何故日本の個別株を運用しているのか? 初めに、何故ゼニ夫婦は日本の個別株を運用しているのか話します。 以前「投資初心者には...

今回は、元本よりも20万円減…(評価損益率:-5.4%)ハンセン指数よりも9万円減になっています。

更に、S&P500と比較すると、45万円も低くなっています。

もしこの金額をS&P500連動のインデクスファンドに投資していたら、今よりも45万円資産が増えていたということです・・・

ゼニ吉
ゼニ吉
全然ダメバブ!

完全な不採算プロジェクトじゃないかバブ!!

ゼニ美
ゼニ美
うーん。なんでだろうね?

中国はGDPの成長も良いし、コロナからの回復も早かったのに・・・

ゼニ夫
ゼニ夫
どうやら、最近は中国政府の金融の引き締めや、アメリカの対中政策が厳しいものとなるだろうと懸念があるからみたいだ。

ただ中国株はかなり長期で考えているから、今は確かに調子が悪いけど、10年くらいは保有する予定だよ。

ゼニ吉
ゼニ吉
中国系の企業は、政府の影響も受けるし、GDPの成長に必ずしも連動しないかもしれないバブ。今後もよく情勢を注視していくバブ!

ゼニ夫婦が保有する中国株の分類

ゼニ夫婦が保有する中国株の分類(2021年5月時点)です。

ゼニ夫婦の個別株のえらび方や、株の分類は、「ピーター・リンチの株で勝つ」という本を参考にしています。

この本は、有望株の選び方や、会社の業績を見るポイント等、色々な面白いエピソードも交えて書いてあるので、投資初心者には特におすすめです!

中国の個別株は、お試しで買ってみている株もそれなりにあります。

主に、時価総額の高いもの、業績が急成長(売上や営業利益が20%以上成長している)の株を選んで買っていますが、今後もう少し急成長株を増やしていきたいです。

保有株の運用実績と考察

ゼニ夫婦が保有する中国株の銘柄の内、成績の良い(評価損益率の高い)3銘柄と、成績の悪い(評価損益率の低い)3銘柄を紹介します。

中国株はとにかく情報が得にくいです。

決算報告書を文書翻訳したり、Baidu(百度:中国の検索エンジン)で検索してみたりしていますが、適切な情報を得られないことも多く、推測の域もあります。

成績の良い中国株銘柄

シノファーム/国薬控股 (評価損益:+4.4万円/+44%)

医薬品の卸売事業で、約20%の市場シェアを有する中国最大の医薬品卸売会社です。

業績は好調なのに、何故か何年も株価が振るわない状態でした。

Baidu(百度)で調べてみると、どうも何年か前に業績報告の売上か利益をごまかした?というような内容をみました。(本当かどうか分かりません)

もしかしたらそれが原因で、株価が低迷していたのかもしれません。

今回新型コロナウィルスのワクチンが承認されたのを見て、購入したら、早くも株価が上がってきました!

まだもう少し株価が上がると期待していますが、コロナワクチン特需で上がっている可能性もあるので、慎重に見ていきたいです。

 チャイナ・レッソ・グループH/中国聯塑 (評価損益:+5.1万円/+25%)

建材や内装製品の製造、販売をしている会社です。

業績、株価とも順調に上昇しており、ROE(自己資本利益率)や自己資本比率も高く、安定感のある会社です。

ただし、2020年度はコロナ禍のせいか、これまでよりは成長率が悪かったので、今後の業績を見ていきたいです。

シャンハイ・ファーマシューティカルズH/上海医薬 (評価損益:+0.4万円/+19%)

医薬品の製造、卸売、小売薬局事業を展開していて、売上高で第2位の卸売業者です。

ここも業績、株価とも安定して成長してる会社ですが、2020年度はこれまでより成長率が悪かったです。

業績の割に、株価があまり上がっていないので、何故?と感じている銘柄の1つです。

今後、もう少し情報収集して分析していきたいです。

成績の悪い中国株銘柄

シャオミ/小米 B(評価損益:-4.1万円/-22%)

中国のAppleと言われている、テクノロジー製品・サービス企業です。

ゼニ夫婦もシャオミのスマートフォンを使っていますが、コスパがかなり良いです!

業績、株価共、順調に成長しています。(2018年は上場に伴う一時費用増加のため、営業利益が減)

ゼニ夫婦は、2021年1月の一番株価が高いときに買い、次の日にアメリカのブラックリストに入ったので、今評価損益が大幅にマイナスになっています…

先日、アメリカ政府が、アメリカ国内からの投資を禁止する企業のブラックリストから、シャオミを除外することになったニュースもあったので、今後は株価が上向くことを期待しています。

ピン・アン・インシュアランス/中国平安保険 (評価損益:-10.6万円/-16%)

総合金融サービス会社で、生命保険事業と損害保険事業とも中国第2位です。

生命保険、損害保険、銀行、その他の金融サービス、テクノロジー事業で構成される総合金融サービスプラットフォームの構築に重点を置いています。

業績は順調に伸びていますが、2020年度は業績が振るわなかったせいか、ここ最近株価が低迷していて、少し割安になっています。

ここも今後の成長に期待できる銘柄だと思うので、長期保有の予定です。

アリババ・グループH/阿里巴巴集団控股(評価損益:-5.2万円/-15%)

中国のAmazonと言われています。「Alibaba.com」等の通販サイトが有名です。

業績も急成長していましたが、中国政府から独占禁止法に違反したとして3000億円余りの罰金を受けたため、2021年1~3月期は、上場以来初の赤字となりました。

中国政府からの規制が強くなると、当然株価にも影響を与えるので、今後の中国政府の動向を注意してみたいと思います。

今後の中国株運用方針

運用実績を見る通り、個別の中国株の状況はかなり悪いです。

しかし、中国株は日本株や米国株よりも、さらに長期での運用を考えているので、しばらくは保有しながら、様子を見ていきたいと思います。

中国は情報が取りにくく、政府の影響を大きく受けるので、日本株や米国株と同じような運用で、リターンが得られるかどうかは分かりません。

もし、個別株での成績がずっとハンセン指数を下回るようなら、「トラッカー・ファンド・オブ・香港」や他の中国ETFに変えていくかもしれません。

株投資関連の最近読んだ本の中で、「世界一やさしい株の教科書1年生」が参考になりました。

銘柄探しには、「ピーターリンチの株に勝つ」の本を参考にし、株の売買のタイミングを見るのには、この本が参考になりそうです。

チャートの指標の読み方などが書いてあるので、興味がある方は是非読んでみてください。

ゼニ夫婦は マネックス証券、SBI証券、楽天証券に口座を持っています。

米国株、中国株を含む外国株へ投資できる、おすすめの主要ネット証券3社について、以下の記事を参考にしてください。

【2022年】米国株・中国株が取引できるネット証券3社!SBI証券、楽天証券、マネックス証券の手数料、サービスを比較 今人気の米国株投資をしたい人へ、主要ネット証券5社の内、米国株を含む海外株を取り扱っている3社について、手数料とサービスを比較しました...

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