今から仮想通貨を買いたいバブが、どれくらいの額から買えばいいか、銘柄も色々あって、分からないバブ…
- 仮想通貨をポートフォリオの一部に入れることで、分散投資ができる
- 仮想通貨はポートフォリオの3~5%程度以内で投資する
- 購入は、積立投資か暴落したタイミングで行う
- 売却は、ポートフォリオの見直しや、リタイア後の生活費にするときに行う
- 仮想通貨は累進課税のため、額が大きい場合は、毎年少しずつ現金に換えるのがおすすめ
なぜ、仮想通貨をポートフォリオに組み込むのか?
ブロックチェーン技術と仮想通貨の将来性に期待できる
仮想通貨(暗号資産)、ブロックチェーンの技術は、まだ発展途上です。
今は決済など、一部でしか使われていませんが、将来普及すれば、大きく値上がりする可能性もあります。
最近ではすでに、機関投資家や企業も仮想通貨に注目していて、市場に受け入れられてきています。
- 2021年2月:北米初のビットコインETFがカナダで上場
- 2021年4月:米国コインべースが仮想通貨取引所として初の上場
- 2021年6月:エルサルバドルでビットコインが初の法定通貨化
- 2022年3月:コインチェックが2022年度、米NASDAQに上場予定と発表
仮想通貨はまだ日常生活で使うまでにはなっていませんが、株式市場にも受け入れられ、エルサルバドルでは法定通貨にも採用されるなど、着々とエコシステムが拡大しています。
以下に、ビットコイン(BTC)の10年間のチャートを示します。
でも仮想通貨って、2018年のコインチェック事件(コインチェックが外部からのハッキングで580億円相当の「NEM(ネム)」が盗難された出来事)で、大暴落したから、何だか怖いバブ…
コインチェックもマネックスグループに買収されて、今はセキュリティも強固になったし、日本ではかなり勢いのある仮想通貨取引所だよ。
ビットコイン等の仮想通貨(暗号資産)は、今後も高騰、暴落を繰り返しながらも、長期的には値上がりしていくんじゃないかと期待してるよ。
仮想通貨(暗号資産)の値上がり次第では、FIRE(経済的自立、早期退職)達成までの期間が早まるかもしれません。
ゼニ家の目指すFIREに向けたロードマップの記事も参考にしてください。
分散投資によりポートフォリオの堅牢性を高められる
投資の基本原則 として「卵を1つのカゴに盛らない」(分散投資)という格言があります。
株、債券などと異なる値動きをする資産をポートフォリオに組み込むことで、全体のリスクヘッジになります。
仮想通貨は他の資産クラスと異なる値動きをする可能性がある
以下のグラフは、全世界株式(VT)と、仮想通貨(暗号資産)全体の時価総額ののチャートです。(2021年5月~2022年4月)
つまり株価と仮想通貨は同じような動きをすることもあるけど、完全には価格が連動しないってことだよ。
仮想通貨(暗号資産)は株が暴落をしたときに、安定した資産になる可能性があります。
そのため、資産の一部を仮想通貨(暗号資産)に投資することで、リスクの分散ができると考えています。
※ただし、ここ最近は株価と仮想通貨の相関性はかなり高いので、資産分散として機能しない可能性もあります。
投資の3原則については、以下の記事も参考にしてください。
仮想通貨はポートフォリオの3~5%程度
とはいっても、仮想通貨(暗号資産)は株とくらべて変動が大きいです。
投資したお金が、5倍、10倍にもなりますが、その逆もあります。
そのため、投資額は、元本が半額、最悪0円になっても良い金額にとどめるべきです。
具体的に、暗号資産(仮想通貨)はポートフォリオ全体の3~5%にとどめるのが安全でしょう。
最大でも1割未満にとどめた方がよいと思います。
因みに、ゼニ夫婦の目標ポートフォリオと、現在のポートフォリオはこんな感じです。
目標ポートフォリオでは、リスク資産の中で、仮想通貨(暗号資産)の割合を5%としていますが、現在は36%にまで膨れ上がっています。
36%っていくら何でも多すぎバブ!目標と全然違うバブよ!
2020年後半頃から爆上がりして、5倍くらいに膨れ上がったんだよ。
そうなると、出口戦略(売却の仕方)も知りたいバブね。
銘柄の選び方
時価総額の大きい銘柄を優先して購入していく
基本的に、個別の仮想通貨銘柄を目利きするのは難しいです。
そのため、株式投資でのインデクス投資と同じのような考え方で、時価総額の大きい銘柄を優先して購入していくのがおすすめです。
仮想通貨の時価総額ランキングを見てみると、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は常に1位、2位をキープしています。
その他はステーブルコイン(ドル等の法定通貨に連動するコイン)を除くと、バイナンスコイン(BNB)も上位をキープしています。
まずは、日本の取引所で手軽に購入できるビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)に投資するのがよいと思います。
おすすめの仮想通貨取引所については、以下の記事を参考にしてください。
BNBは海外取引所のBinance等で口座開設して購入する必要があります。
海外取引所で仮想通貨を保有するのはある程度リスクがありますが、興味のある人は、BNBを少し購入してみるのもよいかもしれません。
Binanceでの口座開設と、BNBの購入方法は、以下の記事を参考にしてください。
因みに、ゼニ夫婦の仮想通貨銘柄のポートフォリオは以下になります。
最も額の大きいイーサリアム(ETH)は購入額から22倍、ビットコイン(BTC)は8倍以上にまでなりました。
イーサリアム(ETH)の方が、価格の上昇率が高かったため、現在ではビットコイン(BTC)を抜かして、ゼニ夫婦の仮想通貨ポートフォリオの半分以上を占めています。
ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)以外の仮想通貨銘柄が24%もあるバブよ!
BTCとETHだけでいいって話と違うバブ!
でも他のコインはそこそこ上がるのもあれば、全然上がらないのもあったよ。
時価総額上位以外のコインは、いつ消えてもおかしくないから、投資するならBTCとETHだけでもいいかな、というのがゼニ夫婦の結論だよ。
2021年10月にアメリカでビットコインETFが上場されたし、その内、仮想通貨の複数銘柄にまとめて投資できるETFも出るかもしれないね!
仮想通貨を購入・売却するタイミング
仮想通貨で購入する銘柄は分かりましたが、いつ売買をすればよいのでしょうか?
購入のタイミング
仮想通貨の購入は、以下のいずれか、もしくは組み合わせがおすすめです。
- 積立投資(定期的に購入する)
- 仮想通貨が暴落したタイミングでスポット買い
仮想通貨は暴落するタイミングが結構あるため、ゼニ夫婦は②の暴落時にスポット買いをしています。
価格の上がり下がりにストレスを感じるようならば、①の積立投資がおすすめです。
売却のタイミング
仮想通貨の売却のタイミングは、以下のいずれかになると思います。
- ポートフォリオの見直しやリバランスに伴い売却
- リタイア後、仮想通貨を現金化して生活費にする
特に資産が拡大してきたらポートフォリオを見直し、少しずつ仮想通貨を売却して、老後を見据え、より安全な資産クラス(債券等)へ移していくのもよいでしょう。
ポートフォリオの見直しとか、FIRE後の生活費に充てるときに、売却をしていく感じだね。
累進課税だから、最大50%くらい取られるって聞いたバブよ!
税金対策
仮想通貨売却時の税金対策としては、以下のようなことに気を付けるとよいでしょう。
- 税率が低くなるよう、年間の課税所得金額を考え、仮想通貨を毎年少しずつ売却していく
- 夫婦の内、所得の低い方が多めに仮想通貨を保有する
- 税制改正の動向をウォッチする
仮想通貨は「雑所得」で総合課税の対象のため、給与所得等との合算額に応じて税率が決まります(累進課税)。
課税される所得金額 | 税率 | 控除額 |
195万円未満 | 5% | 0円 |
195万円以上 330万円未満 | 10% | 97,500円 |
330万円以上 695万円未満 | 20% | 427,500円 |
695万円以上 900万円未満 | 23% | 636,000円 |
900万円以上 1,800万円未満 | 33% | 1,536,000円 |
1,800万円以上 4,000万円未満 | 40% | 2,796,000円 |
4,000万円以上 | 45% | 4,796,000円 |
所得税の税率は、課税される所得金額が4,000万円以上の場合、最大でその所得金額に対して45%税率がかかります。
しかし例えば330万円~695万円未満ならば、税率は20%しかかかりません(住民税は考慮していません)。
そのため老後や、FIRE後の生活であれば、所得額は低い可能性があり、税金がそれほど高額にならない可能性あります。
仮想通貨やそれを取り巻く環境は刻々と変わってるから、今後税制も変わる可能性があるよ。
累進課税の仕組みはちゃんと知っておけば、たくさん税金を払う必要もなくなるバブね。
仮想通貨に関わる税制改正については、例えば2022年3月に、自民党が「非代替性トークン(NFT)」が関わる暗号資産の取引に関する税負担の軽減を提言しました。
まだ税制改正には至っていませんが、今後の動向にも注目です。
まとめ
この記事では、FIREを目指した仮想通貨(暗号資産)のポートフォリオの作り方について、銘柄の選び方、売買のタイミングも合わせて解説しました。
そもそもなぜ、仮想通貨をポートフォリオに組み込むのか?は以下の理由があります。
- 仮想通貨が将来的に普及すれば、価格が大きく上昇する可能性がある
- 分散投資によりポートフォリオの堅牢性を高められる
仮想通貨はゼニ夫婦が購入した2019年から、2022年現在までにビットコイン(BTC)は8倍、イーサリアム(ETH)は22倍にもなりました。
仮想通貨の今後の値上がり次第では、FIRE達成のブーストになると思います。
仮想通貨はここ最近、株価との相関性がかなり強いですが、期間によっては株価と全く異なる価格変動をしていることがあります。
そのため、資産の一部を仮想通貨(暗号資産)に投資することで、リスクの分散ができ、仮想通貨(暗号資産)は株が暴落をしたときに、安定した資産になる可能性があります。
とはいえ、仮想通貨は株とくらべても価格変動が大きく、ハイリスクな資産です。
そのため、投資額は、元本が半額、最悪0円になっても良い金額にとどめるべきです。
仮想通貨投資は、ポートフォリオ全体の3~5%程度にする
仮想通貨の銘柄は、時価総額が安定して上位の銘柄に投資するのをおすすめします。
2021年には米国でビットコインETFが上場しましたが、将来的に仮想通貨の複数銘柄にまとめて投資できるETFが日本で上場されたら、ETFに投資するのもよいと思います。
仮想通貨の銘柄は、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)等、時価総額が安定して上位の銘柄がおすすめ
仮想通貨を購入するタイミングは以下のいずれか、もしくは組み合わせがおすすめです。
- 積立投資(定期的に購入する)
- 仮想通貨が暴落したタイミングでスポット買い
また、仮想通貨の売却のタイミングは、以下のいずれかになります。
- ポートフォリオの見直しやリバランスに伴い売却
- リタイア後、仮想通貨を現金化して生活費にする
仮想通貨売却時は、雑所得になり、累進課税で所得税が課されるため、売却の際は以下の点に注意しましょう。
- 税率が低くなるよう、年間の課税所得金額を考え、仮想通貨を毎年少しずつ売却していく
- 夫婦の内、所得の低い方が多めに仮想通貨を保有する
- 税制改正の動向をウォッチする
仮想通貨は価格変動が激しく、安定した投資対象ではないため、資産のほんの一部を投資することをおすすめします。
まだ口座を開設していない人は、まずは仮想通貨取引所の口座開設が必要です。
おすすめの仮想通貨取引所については、以下の記事を参考にしてください。