今回の記事では、ゼニ夫婦の考える「サイドFIRE」までのロードマップを解説するよ。
この記事では、ゼニ夫婦の考える「サイドFIRE」に向けたロードマップを紹介します。
結論は以下のようになります。
- まずは資産運用益と事業所得で生活費をまかなう、「サイドFIRE」から目指す
- サイドFIREに向けて、以下3つのフェーズで行動する
- フェーズ1:資産を増やす+副業開始
- フェーズ2:資産の分散+副業拡大
- フェーズ3:サイドFIRE達成
- サイドFIRE達成後も資産運用を続け、完全FIREを目指す
特に子供のいる夫婦の場合、教育費等にかなりの資金が必要になるため、サイドFIREから目指すことをおすすめします。
詳しくは、以下の記事も参考にしてください。
フェーズ1では資産拡大のため「攻めの投資」を行いますが、ある程度資産が拡大したらフェーズ2の「守りの投資」に移行し、フェーズ3のサイドFIREへの準備をしていきます。
各フェーズごとの具体的な投資方法も解説していきますので、是非参考にしてください!
Youtubeで見たいかたは、こちらからどうぞ!
夫婦で目指すFIRE(経済的自立・早期リタイア)のゴール
ゼニ夫婦が目指す早期リタイアのゴールは、こんな感じです。
- 資産運用益と(趣味の範囲の)事業所得で、生活費をまかなう
- 仕事で時間を拘束されず、平日に旅行や趣味の活動ができる
そんなことでいいバブ!?
ゼニ夫婦は本当に自分がやりたいことをしながら、収入を得ることを目指しているよ。
今は中々時間がないからできないけど、FIRE後はそういった活動時間にも使いたいんだ。
ゼニ吉も、一生の半分以上を嫌いな仕事の時間にはしたくないバブ・・・
サイドFIRE(経済的自立・早期リタイア)に向けたロードマップ
ゼニ夫婦が考えるFIREまでのロードマップです。
フェーズ1:資産を増やす(数千万円程度)
- 米国成長株や、一部仮想通貨等リスク資産に多く投資し、資産を増やす
- 小さな副業を始める
フェーズ2:サイドFIREの準備期間 ←2022年現在
- 資産の分散を意識し、「守り」の投資に移行
- フェーズ1で始めた副業を拡大し、安定した収益化を目指す
フェーズ3:サイドFIRE達成後(目標:2025年)
- フェーズ2で拡大した副業の事業所得と、資産運用益で生活費をまかなう
各フェーズについての詳細を説明していきます。
フェーズ1:資産を増やす(目標額:約数千万円)
フェーズ1では、夫婦で働きながら給与所得を得て、フェーズ2のサイドFIREへの移行期間に向けて、「攻めの資産運用」で資産を増やしていきます。
人によっては、最初からフェーズ2から始めてもいいかも!
- 資産が拡大し、分散の必要性を感じ始めたとき
- あと数年で、サイドFIREができそうなとき
- 初めからリスクを抑え、「守りの投資」をしたいとき
攻めの資産運用は、約1~2年分の生活費を貯金として確保し、残りの資産は株式等に投資することで、効率的に資産を増やしていきます。
具体的には、以下のようなことをやっていくとよいでしょう。
- FIREの基本を学ぶ
- 家計、資産を把握する
- ポートフォリオを決める
- 投資をする
- 節約・節税をする
- 副業を始める
詳しくは、以下の記事を参考にしてください。
目標ポートフォリオを決める
ゼニ夫婦の現在のポートフォリオと、目標とするポートフォリオです。
※貯金を除いたリスク資産のポートフォリオです
あとから目標ポートフォリオに近づけるのはかなり大変なんだ…
初めから戦略的に投資していくのが重要バブね!
生活防衛資金を残し、攻めの投資をする
フェーズ1では、「攻め」の投資をします。
夫婦ともに安定した収入があるなら、現金は生活防衛資金(働かなくても1年程度は暮らしていける額)を残し、後は投資資金に回します。
資産運用は、例えば以下のような「コア・サテライト戦略」で投資するのがおすすめです。
- コア(8割程度):米国株インデックス投資信託
例)eMAXIS Slim S&P500等 - サテライト(2割程度):急成長個別株、暗号資産等
例)米国グロース株、ビットコイン等
このように、資産のコア(中核)部分と、サテライト(衛星)部分に分けて資産運用することを「コア・サテライト戦略」といいます。
コア部分は、長期で安定的な上昇が期待できる資産で運用し、サテライト部分はより高いリターンを求めて、ハイリスク資産で運用します。
株のインデックス投資信託が中心と言ってるけど、仮想通貨の割合高すぎないかバブ!?
サイドFIRE後の生活費にしようと考えてるよ!
リスク許容度の範囲内で投資するバブよ!
例えばゼニ夫婦は、サテライトで一部ビットコイン等の仮想通貨に投資していますが、2019年頃に投資した元本が今では5倍くらいまで拡大しています!
ただしハイリスク資産は、大きく損を出す可能性もあるため、自分のリスク許容度の範囲でやりましょう。
仮想通貨等はかなりハイリスクのため、全資産の5%未満程度に抑えた方が良いでしょう。
ゼニ夫婦はブロックチェーン技術と仮想通貨(暗号資産)には、とても将来性を感じています。
将来、一般に普及したら大きく値上がりする可能性があります。
また、現金、株、債権と異なる値動きをする資産アセットをポートフォリオに組み込むことで、全体のリスクヘッジにもなることを期待しています。
ゼニ夫婦の考える仮想通貨の投資戦略は、以下の記事を参考にしてください。
フェーズ3のサイドFIREに向けて、小さな副業も始めるとよいでしょう。
資産運用だけで生活費をまかなうのは難しいので、最初は好きな副業(事業)収入+資産運用益で生活費をまかなうことを目指します。
簡単に始められる副業については、以下の記事を参考にしてください。
フェーズ2:サイドFIRE(早期リタイア)の準備期間(目標:資産運用益+副業収入>生活費)
フェーズ2では、ポートフォリオに高配当株、 債権、REIT、ゴールド等を組み込み、低リスクの資産への分散をしていきます。
例えば2022年1月~3月の「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」と「ゴールド」の価格を比較してみます。
米国株の株価が低迷している一方で、ゴールドの価格は急騰しています。
このように、株価と異なる動きをするゴールドや、安定した配当を出す高配当・連続増配株、J-REIT等にも分散投資すると、株価の暴落時のリスク分散になります。
ゴールド投資については、以下の記事を参考にしてください。
REITがどういうものか?については以下の記事を参考にしてください。
フェーズ3のサイドFIREに向け、副業の安定化を目指し、会社をやめた後も、安定した副業収入が得られるようになることを目指します。
フェーズ2では、サイドFIREへの準備期間で、以下の状態が達成できれば、フェーズ3のサイドFIREに移ります。
- 年間の資産運用益と副業収入が、年間生活費を上回る
※実際は株の暴落に備え、更に現金クッションを用意しておいた方が良いです
※現金クッションの考え方等、詳しくは、以下の記事を参考にしてください。
いよいよサイドFIREが近づいてきたら、副業の拡大に向けて、夫婦どちらかは退職したり、勤務日数を減らしたりしてもよいかもしれません。
フェーズ3:サイドFIRE(早期リタイア)達成後
フェーズ3では、資産運用益+副業収入>生活費を達成します!
早期リタイアを達成し、副業をメイン事業とし、更に拡大していきます。
事業収益が増え、余った分の資金は更に投資に回し、資産運用額も増やしていきます。
最終的に資産運用益だけで生活費をまかなえるようになることを目指し、事業はやめたければいつでもやめられるようになる状態を目指します。
ゼニ夫婦は、Youtubeやブログ等の事業収入を、年をとっても安定的に得ることは難しいと考えています。
そのため最終的には資産運用益だけで生活費をまかなえるようになることを目指します。
まとめ
この記事では、資産運用益と副業収入で生活費をまかなう「サイドFIRE」を達成するためのロードマップを紹介しました。
サイドFIRE達成に向けたステップは、以下の3つのフェーズがあります。
フェーズ1:資産を増やす(数千万円程度)
- 生活防衛資金を残し、残りを米国株インデックスを中心に、リスク資産に投資し、資産を増やす
- 小さな副業を始める
フェーズ2:サイドFIREの準備期間
- 債券、ゴールド、REIT等への資産分散をし、暴落に備える投資をする
- サイドFIREに向けて副業を拡大し、安定した収益化を目指す
フェーズ3:サイドFIRE達成後
- フェーズ2で拡大した副業の事業所得と、資産運用益で生活費をまかなう
フェーズ1では、1年分くらいの生活費を残し、残りを株式等に積極的に投資して資産を増やしていきます。
フェーズ1での資産運用は、例えば以下のような「コア・サテライト戦略」を取るとよいです。
- コア(8割程度):米国株インデックス投資信託
例)eMAXIS Slim S&P500等 - サテライト(2割程度):急成長個別株、暗号資産等
例)米国グロース株、ビットコイン等
フェーズ2はサイドFIREに向けた準備期間で、資産運用は暴落時に備え、以下のような資産への分散投資をしていきます。
- 債券
- 高配当・連続増配株
- ゴールド
- REIT
副業にも力を入れ、サイドFIRE後の収益減の1つとなるよう安定化を目指します。
資産運用益+副業収入>生活費を達成したら、いよいよフェーズ3のサイドFIREに移行します!
サイドFIREを達成したら、更に副業の拡大を目指し、余剰資金は更に投資に回し、資産運用額も増やしていきます。
最終的に資産運用益だけで生活費をまかなえるようになることを目指し、事業はやめたければいつでもやめられるようになる状態を目指します。
いかがでしょうか?
FIREや、サイドFIREを目指すロードマップは、これが正解!というものはありません。
この記事が、FIREを目指すロードマップの一例として、参考になればと思います。