この記事ではゼニ夫婦の、米国株の運用実績(2021年8月5日時点)を公開します。
注目の成長銘柄の業績、株価も紹介しますので、是非みてください!
Youtubeでも配信しているので、動画で見たい方は、こちらからどうぞ!
ゼニ家の米国株運用実績(8月時点)
米国株の評価損益、S&P500との比較
ゼニ夫婦の個別の米国株の運用成績です。(2021年8月時点)
8月は以下の銘柄を新規購入、買増したため、先月より元本が52万円ほど増えています。
・TSM(台湾セミコンダクター)
・COIN(コインベース・グローバル)
・INTC(インテル)
追加購入
・FB(フェイスブック)
・CCS(センチュリー・コミュニティーズ)
・KL(カークランド・レイク・ゴールド)
評価損益は約61万円(評価損益率:14.1%)になりました。
グラフのS&P500とTOPIXは、米国銘柄の購入にあてた元本を、すべて米国のS&P500や、日本のTOPIXの指数に連動するインデクスファンドを購入していたときの評価額です。
S&P500と比べると、-7万円になっています…
S&P500に連動するインデックスファンドを購入していたら、今よりも7万円増えていたということです。
加えて今回は、以下の2銘柄を損切りで売却しました。
これは2021年7月23日に、中国政府が学習塾に対する規制強化の一環として、学校の主要教科の営利目的の個別学習指導を禁止する方針を打ち出したことで、以下のTAL、EDU等教育関連の株価が急落したためです。
・EDU 買付:501.59ドル 売付:86.27ドル ⇒損失:415.32ドル
⇒損失合計:892.06ドル(約9.8万円)
TAL、EDUは両方とも米国に上場している中国ADR株でした。
中国銘柄は中国政府の政策の影響が大きく、今回のようなことも起こりうるので、あまり手を出さない方がよかったかも…と今更ながら感じています。
ゼニ夫婦の投資戦略については、以下の記事を見てください。
ゼニ夫婦が保有する米国株の分類
7月にTAL、EDUを売却したため、急成長株の割合が減ってしまいました。
個別米国株の保有銘柄は、現在夫婦で35銘柄を保有しています。
保有銘柄数が増えてきたので、今後は積極的に銘柄数は増やさず、今ある銘柄を買い増ししたり、入れ替えたりしていこうと思います。
ゼニ夫婦の個別株の選ぶとき、「ピーター・リンチの株で勝つ」という本を参考にしています。
この本は、有望株の選び方や、会社の業績を見るポイント等、色々な面白いエピソードも交えて書いてあるので、とてもおすすめです!
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注目の成長銘柄5選!
台湾セミコンダクター TSM (評価損益:+0.1万円/+1%)
台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング・カンパニー(TSMC)は、58%超の市場シェア(2020年。調査会社Gartnerによる)を有する世界最大級の半導体ファウンドリ(製造工場)です。
米国のアップルや、中国のファーウェイのスマートフォンの半導体を受託製造しており、特に最近は業績が好調です。
一方で世界最大級の半導体メーカー、インテルが新戦略として、TSMC同様にファウンドリーを立ち上げると宣言しました。
将来的には、米国のアップルやAMDのチップをインテルの工場で作るようになるかもしれませんので、今後の動向に注意しておきたいです。
※ゼニ夫婦はインテルの株も保有しています
次に株価をみてみます。
2020年の決算がよかったため、2020年5月頃から一気に株価が上昇しています。
2021年になって一旦落ち着き、ここ数か月の株価はあまり変化していません。
とはいえ、2021年1Qの決算でも業績は伸びており、まだまだ今後の成長が期待できると思います。
2021年8月現在、株価もそこまで高くないので、ゼニ夫婦は新規に購入しました。
インテルの株も保有しているので、両者とも今後の動向を見ながら、徐々に株を増やしていきたいです。
センチュリー・コミュニティーズ CCS(評価損益:+3.1万円/+14%)
センチュリー・コミュニティーズは、住宅建設に焦点を当てた米国の建設会社です。
一世帯用の戸建住宅や連棟住宅を開発・建設し、住宅販売を行っています。
業績は売上、営業利益ともにずっと右肩上がりで、急成長株といえます。
2021年1Q、2Qの業績も増収増益で好調でした。
次に株価をみてみます。
2020年4月頃のコロナ禍の影響で一時的に株価が下がった後、急激に高騰しました。
ゼニ夫婦は2021年2月に購入し、 現在また株価が落ち着いてきたので、2021年8月に追加で購入しました。
現在は少し株価が落ち着いている状態ですが、ここ最近の業績をみても、今後も上がるのではないかと期待しています。
カークランド・レイク・ゴールド KL (評価損益:+2.8万円/+13%)
カークランド・レイク・ゴールドは、カナダを拠点とする金の採掘、開発、探鉱を手掛ける会社です。
金鉱山系の会社はいくかありますが、特にこのカークランドの業績は好調で、2015年以降毎年売上、利益を伸ばしています。
業績がここまで好調なのは、ここ数年ゴールドの価格が高騰していた影響もあると思います。
しかし、カークランドはゴールドの価格が低迷していた2015年~2018年の間も順調に業績を伸ばしていました。
2021年の業績の成長は、1Qはマイナス、2Qはプラスでした。
基本的に業績や株価は、ゴールド価格に連動すると思われるので、ここ最近のゴールド価格が伸び悩んでいることを考えると、今年度の業績は少し鈍化するかもしれません。
次に株価をみてみます。
業績の成長に伴い、2018年以降は特に株価が上昇しています。
2020年8月以降、ゴールド価格の低迷に伴い、株価も少し落ちてきました。
ゼニ夫婦は2021年2月に購入し、 現在また株価が落ち着いてきたので、2021年8月に追加で購入しました。
金鉱山系の株は、ゴールド価格と連動するならば、リスク分散になるのではと期待しています。
2021年の業績も見て、機をみて買い足していきたいです。
フェイスブック FB (評価損益:+3.5万円/+17%)
フェイスブックは、世界最大級のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を運営しています。
米国の大企業、GAFAMの1つですね。
毎年右肩上がりで成長していますが、2019年はコンテンツ拡充やセキュリティ強化のためのコストがかさみ、営業利益は減少しています。
しかし2020年には売上・利益とも伸び、更なる成長が期待できます。
次に株価をみてみます。
株価は順調に上昇していますが、GAFAMの中では、PER=26.9倍でそこまで高くなくお買い得といえる価格かと思います。
ゼニ夫婦は2021年2月に購入し、 現在まだ株価がそこまで高くないと判断し、2021年8月に追加で購入しました。
個人的には、フェイスブックが発行予定の仮想通貨「Diem(ディエム)」にも期待しています。
フェイスブックのような大企業が、仮想通貨(暗号資産)を発行することで、更なる業績アップも期待できます。
GAFAMの株は今後も株価が下がったタイミングで、少しずつ買い足していきたいです。
バーテックス・ファーマシューティカルズ VRTX (評価損益:-1.1万円/-8%)
バーテックス・ファーマシューティカルズは、重篤な疾患を治療するための小分子医薬の発見と開発に取り組む世界的バイオテクノロジー会社です。
バーテックスは、2016年に営業利益が黒字化して以降、毎年業績を伸ばしています。
特に2020年は売上+49.1%、営業利益+138.7%と好調でした。
2021年2Qでは、営業利益がマイナスになっています。
これは、鎌状赤血球症とベータサラセミアという遺伝性疾患の新しい治療法「CTX001」の開発で、CRISPRTherapeuticsとの共同開発で9億ドルを支払ったためのようです。
次に株価をみてみます。
2017年以降、株価は順調に上昇していますが、2020年9月に遺伝性タンパク質欠乏症向け治療薬の開発中止が発表され、株価が大きく下落しています。
更に2021年6月に、希少な遺伝性疾患「AAT欠損症」の 実験薬「VX-864」の開発中止が発表されたことで、株価が下落しました。
ゼニ夫婦は2021年2月に株を購入しました。
新薬の開発は治験薬の開発中止など、リスクが大きい部分がありますが、「CTX001」の開発など新しく治療法が承認されると、株価も更に上がる可能性があります。
現在株価が割安になっているので、状況をみて追加で投資したいと思っています。
今後の米国株運用方針
個別の米国株は、現在夫婦で35銘柄を保有しています。
少し増えすぎているので、今後新規銘柄の購入は少し控えようと思います。
業績回復株は今後売却し、現在の保有銘柄の株が安くなったタイミングで徐々に買い足していく方針です。
特にGAFAMの株は、下がるタイミングがあったら、積極的に追加投資していこうと思います。
株投資関連の最近読んだ本の中で、「世界一やさしい株の教科書1年生」が参考になりました。
銘柄探しには、「ピーターリンチの株に勝つ」の本を参考にし、株の売買のタイミングを見るのには、この本が参考になりそうです。
チャートの指標の読み方などが書いてあるので、興味がある方は是非読んでみてください。
米国株を含む外国株へ投資できる、主要ネット証券3社の比較は、以下の記事を参考にしてください。
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