何故米国の個別株を運用しているのか?
初めに、何故ゼニ夫婦は米国の個別株を運用しているのかを話します。
日本のTOPIX(東証株価指数)とアメリカ(米国)のNASDAQ総合指数を比較してみます。
参考:Kabutan時系列データより作成
この30年間で、TOPIX(日本)の成長が見られない一方、NASDAQ(米国)は15倍になっています!
※NASDAQはハイテク株が多いので、近年特に高くなっています
やはりアメリカ市場というのは、日本と比べて今後も大きな成長が期待できるといえます。
それなら、リスクの高い個別株より、NASDAQやS&P500に投資したらよいんじゃないかバブ?
でも個別の会社の業績をちゃんとみて、有望な会社の株に投資したら、それ以上のパフォーマンスを出せるかもしれないよ!
例えば、オンライン会議サービスを提供しているZOOMは、コロナ禍で需要が増えたこともあり、1年で2倍(+100%)になっているよ。
また、ゼニ夫婦にとって個別株投資は、「楽しみ」の要素もあります。
投資信託やETFでS&P500にコツコツと投資もしていますが、それだけだと「面白くない」からです。
色々な会社を調べたり、業績や財務状況を見たりして、勉強しながら、ポートフォリオの一部として、個別株に投資しています。
因みにゼニ夫婦は、現時点で株の内訳は、約50%が個別株、残りが投資信託とETFになっています。
目標の資産に到達したら、徐々にリスクの低い資産の割合を増やしていくよ!
以前の記事で、ゼニ夫婦の個別の日本株や中国株の運用実績も公開しているので、興味のある方は是非見てください!
ゼニ家の米国株運用実績(5月時点)
米国株の評価損益、S&P500との比較
ゼニ夫婦の個別の米国株の運用成績です。(2021年5月時点)
ゼニ夫婦では、個別株の評価を独自の方法でしています。
グラフの一番左から、元本(個別株購入額)、評価額(現在の株価)、米国のS&P500、日本のTOPIXと置いています。
右2つのS&P500、TOPIXというのは、個別株を購入した金額で、その個別株を買わずにS&P500、TOPIXに連動したインデクスファンドを購入していたら、いくらになったかの金額です。
今回は、元本よりも40万円増!(評価損益率:+12.7%)
S&P500と比較しても、19万円増となっています!
現時点では、S&P500に投資した場合よりも、個別株での運用成績が高くなっています!
ゼニ夫婦が保有する米国株の分類
ゼニ夫婦が保有する米国株の分類(2021年5月時点)です。
ゼニ夫婦の個別株のえらび方や、株の分類は、「ピーター・リンチの株で勝つ」という本を参考にしています。
この本は、有望株の選び方や、会社の業績を見るポイント等、色々な面白いエピソードも交えて書いてあるので、投資初心者には特におすすめです!
60%が急成長株となっています。
この調子で、今後も急成長株の割合を増やしていき、積極的な運用をしていく予定です。
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保有株の運用実績と考察
ゼニ夫婦が保有する米国株の銘柄の内、成績の良い(評価損益率の高い)3銘柄と、成績の悪い(評価損益率の低い)3銘柄を紹介します。
成績の良い米国株銘柄
アルファベット (評価損益:+7.0万円/+39%)
GAFAMの1つ、世界最大級のインターネット企業グーグルの持株会社です。
検索エンジンGoogle等、誰もが使っているサービスですね。
もう、Googleは世界的なインフラになっていると感じます。
業績、キャッシュフローは非常に美しい線を描いて成長しています。
2021年1月に株を購入しましたが、正直もっと早く買っておけばよかったです。
今後もしばらくこの成長が続くと思い、長期で保有し続ける予定です。
ウィリス・リース・ファイナンス (評価損益:+5.1万円/+34%)
民間航空機やエンジンのリース事業をしている会社です。
業績をみると、2016年ごろから売上、利益とも急成長しています。
2020年はコロナの影響もあり、業績、株価共に落ちました。
まだ株価が回復していないときに買ったので、回復とともに、損益が+になってきました。
業績、株価の回復後も、更なる成長を期待しています。
ただし航空機関連会社なので、固定費がかかるせいか、自己資本比率の低さは少し気になります。
コロナの影響が続けば、財務状況も悪化しそうなので、引き続き様子をみていきます。
センチュリー・コミュニティーズ (評価損益:+4.2万円/+34%)
住宅建設に焦点を当てた米国の建設会社です。
業績、利益は順調にのびていて、2020年も好調でした!
キャッシュフローは、長年マイナスだった営業CF、フリーCFが、2020年にはプラスになり、今後の成長を期待しています。
長期で保有しながら、今後の成長をフォローしていきます。
成績の悪い米国株銘柄
米国株の中で評価損益率の低いものをみると、全て中国系の会社でした。
今、中国株は調子が悪いので、もしかすると買い時なのかもしれませんね。
※2021年7月23日に、中国政府が学習塾に対する規制強化の一環として、学校の主要教科の営利目的の個別学習指導を禁止する方針を打ち出したことで、以下のEDU、TAL等教育関連の株価は急落しました。
参考:ロイター「中国、営利目的の個別学習指導禁止 関連企業の株価急落」
ゼニ夫婦の保有していた株も半分以下になってしまいました・・・
中国は政府の施策で、株価も大きく変動するリスクがあるので、注意が必要ですね。
TALエデュケーション・グループ(評価損益:-1.7万円/-28%)
K-12(幼稚園から始まり高等学校を卒業するまでの13年間の教育期間)向け個別指導サービスを提供する中国の大手教育サービス会社です。
売上は順調に伸びていますが、積極的な事業拡大や、マーケティング支出、コロナ禍での対面授業の再開遅れで、2020年から利益が落ちています…
積極的な投資が、今後の業績成長につながるとよいのですが、正直同業者のニュー・オリエンタルの方が、今後成長していきそうです。
今後の動向を注視しながら、あまり成長の望みがなさそうならば、適当なところで売ってしまうかもしれません。
ニュー・オリエンタル・エデュケーション・アンド・テクノロジー・グループ (評価損益:-1.4万円/-26%)
中国最大の確立されたワンストップ民間教育サービスを提供しています。
業績、利益とも順調に伸びていて、キャッシュフローもよさそうです。
近年、投資が拡大しているのが少し気になります。
また、2021年5月の本決算発表が7月末になるので、その結果しだいで、株価も変動しそうです。
コロナ禍の影響で業績は落ちているはずなので、更に下がってしまうかも・・・
逆に考えれば、今や、本決算発表後が買い時になるかもしれませんね。
どちらにせよ、ゼニ夫婦は、株価の回復と成長を期待しながら、しばらく保有し続ける株です。
NIO(評価損益:-2.1万円/-18%)
中国のテスラともいわれる、高級電気自動車(EV)メーカーです。
NIOの電気自動車の動画などをみて、格好良さから、いきおいで買ってしまった株です(笑)
業績は、売上は徐々に伸びていますが、利益は今だにマイナスです・・・
営業CFやフリーCFはようやく2020年にプラスになりました。
納車台数はここ最近で大幅に増えているようです。
今後の電気自動車(EV)需要の高まりにも期待しながら、長期保有で様子をみていきます。
ゼニ夫婦は「隠れチャイナ株」って呼んでるよ!
ただ、中国株は100株や500株単位で買わなきゃいけないから、少額から買いたい場合は、米国の方で買った方がよいよ。
今後の米国株運用方針
米国は今かなり株式市場が調子よく、どんどんと上昇しています。
これは、政府が金融緩和でお金をたくさん発行し、株式市場にもお金が流入しているためです。
そのため、いつこのバブルのような状態が終わるか分からない、と感じています。
基本的にゼニ夫婦は長期保有なので、今持っている株をすぐに売ったりはしません。
今は全体的に米国の株価は割高なので、しばらく様子をみて、次に米国株が暴落したときに、追加で新しい銘柄を買っていこうと考えています。
株投資関連の最近読んだ本の中で、「世界一やさしい株の教科書1年生」が参考になりました。
銘柄探しには、「ピーターリンチの株に勝つ」の本を参考にし、株の売買のタイミングを見るのには、この本が参考になりそうです。
チャートの指標の読み方などが書いてあるので、興味がある方は是非読んでみてください。
ゼニ夫婦は マネックス証券、SBI証券、楽天証券に口座を持っています。
米国株を含む外国株へ投資できる、おすすめの主要ネット証券3社について、以下の記事を参考にしてください。
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