子供1人当たりの大学卒業までの教育費は、1,000万円、2,000万円かかるって聞いたバブ!
子育て費用は、大学卒業までの教育費だけでも、公立で1,000万円、私立で2,500万円ほどかかります。
※参考:文部科学省「子供の学習費調査(平成30年度)」
そのため、子供がいる夫婦はFIRE達成のハードルは確実に上がります。
そこでゼニ夫婦はまず、副業からの収入+投資運用益で生活費をまかなう「サイドFIRE」を目指すことをおすすめします。
- 子供のいる夫婦はまず「サイドFIRE」を目指す
- 「サイドFIRE」達成のため、自分のできる「副業」を始める
- 「副業」の時間確保のため、勤務時間の調整や転職等も視野に入れる
例えば、子供1人がいる3人家族で、年間最大500万円の生活費が必要だとします。
年間500万円の生活費を全て資産運用益でまかなうには、4%ルールで計算しても、1億2,500万円以上の資産を投資に回す必要があります。
※実際にはそれ以外の現金(貯金)もあるため、必要な総資産額はそれ以上です
これほどの資産を形成するには、かなりの時間がかかります。
そこでゼニ夫婦は「サイドFIRE」で、「副業収入」+「資産運用益」で生活費をまかなうスタイルを目指すことをお勧めします。
例えば、毎月10~20万円の副業収入を得られれば、必要な資産は以下のようになります。
年間500万円の生活費をまかなう場合
副業収入:年120万円(月10万円)
⇒資産運用益:年380万円(9,500万円の資産)
副業収入:年180万円(月15万円)
⇒資産運用益:年320万円(8,000万円の資産)
副業収入:年240万円(月20万円)
⇒資産運用益:年260万円(6,500万円の資産)
副業収入で月20万円を稼げれば、投資6,500万円を回せば、4%ルールで年間500万円の生活費をまかなえる計算です!
具体的な生活費については、あなたの子供が中学受験をするのか、高校受験をするのか、公立にいくのか、私立にいくのかでかなり金額が変わります。
この記事では、子供にかかる費用の平均データと、自分たちの子供にかかる費用を計算する方法も合わせて解説します。
まずはあなたの子育て費用が、年齢別にいくらになるか計算し、副業+資産運用益で年間いくらの生活費をまかなえばよいか、算出してみることから始めましょう!
Youtubeで見たいかたは、こちらからどうぞ!
子供がいる夫婦の支出額は?
子供のいる夫婦の最大の悩みは、お金と時間!
子供のいる夫婦最大の悩みは、ずばり「お金」と「時間」です!
2020年に厚生労働省が調査した「第10回21世紀出生児縦断調査(令和2年)」を見てみます。
子育ての悩みの第1位は「子育ての出費がかさむ(20%)」、第2位は「自分の自由な時間が持てない(13%)」でした。
つまり子育ての悩みは、「子育て費用(お金)」と「時間」で全体の約3割を占めます!
子供のいる夫婦でFIREを目指す場合、「お金」と「時間」両方を確保する必要があります。
子供がいる場合、生活費がかなりかかるから、株等の運用益だけで生活費を補うにはかなりの資産を貯める必要があるんだよ。
だからまずはサイドFIRE(勤労収入+資産運用収入)を目指して、その後完全FIREを目指していく流れがいいと思うよ!
もし副業で毎月15万円を稼げれば、投資運用益毎月15万円は、4,500万円の資産を形成すれば達成できるんだよ!
年代別の月の支出額
2021年に総務省が調査した2人以上の世帯の、年代別消費支出額をみてみます。
特に支出が多いのは45歳~59歳で、最大で毎月平均35.4万円もかかっています。
※この年代の世帯人数平均は3.03~3.60
毎月35.4万円の支出は、年間で約425万円にもなります。
ちょうど子供の教育費が多くかかる年代のようです。
また食費やその他消費支出も増えています。
その他の消費支出では、仕送り金やこづかい等が増えているようです。
それに加えて子育て費用がかかるから、次に子供1人当たりにかかる子育て費用を見てみよう!
子供1人あたりの子育て費用額
2009年に内閣府が行った「インターネットによる子育て費用に関する調査」の結果をみてみます。
1人あたりの年間子育て費用を就学別にみると、保育園では約122万円、小学生では約115万円、中学生では約156万円です。
中学生では特に学費や、塾などの学校外教育費が膨らんでいるようです。
例えば夫婦2人で月30万円、年間360万円の支出であれば、中学生の子供1人がいると、年間516万円もの支出になるということですね。
次に、小学校~中学校までの年間の学費を公立、国立、私立学校別に見てみます。
これをみると、特に私立学校の学費は膨大であることが分かります。
ゼニ吉も3歳以降は保育園無償化するはずバブ!
保育園は3歳~5歳児クラスの3年間は無料だよ!
大学は所得制限に加えて、有価証券を含めた資産額が2,000万円以下の制限があるから、FIREを目指す家族には難しいかも…
東京都なら都と国の補助で、世帯年収910万円以下は46.7万円の補助が受けられるよ!(2021年)
さらに、塾などの学校外教育費と学費を合わせた年間平均支出もみてみます。
※小学校~中学校まで全て私立学校に行った場合の学費と、学校外教育費の合計
中学1年生のときは、教育費だけで142万円/年もかかっています。
子供が受験する場合、教育費は学費だけでなく、塾代も考慮する必要があります。
例えば公立、国立、私立の学校に行くパターンでかかる9年間の学費+塾代総額の平均は以下のようになります。
- 公立小学校、公立中学校に行く場合
⇒約247万円 - 国立小学校、国立中学校に行く場合
⇒約350万円 - 公立小学校、私立中学校に行く場合
⇒約512万円
ただし、これらの金額はあくまで平均である点に注意してください。
実際に年間支出を計算するときは、家族でモデルケースを作って実際に計算してみるとよいと思います。
3人家族でかかる総支出額の例
例えばゼニ吉が、認可保育園、公立小学校へ通い、中学受験を経て、私立の中学・高校へ行った場合、ゼニ吉の年齢ごとに年間でどれだけの支出がかかるか試算してみました。
※金額の単位は「万円」
※私立高校は46.7万年の支給金を受ける想定
※社会保障費は国民健康保険料計算機で算出(ゼニ吉6歳以降は夫婦共、個人事業主になる予定で計算)
夫婦の支出314万円は、2021年のマネ―フォワードで算出した年間支出(保育費を除く)を入れています。
家計簿アプリ「マネ―フォワードME」で夫婦の家計、資産を管理する方法は、以下の記事を参考にしてください。
特に支出が多いのは、ゼニ吉が10歳~12歳、15歳のときで、年間最大で591万円もの支出になります!
これは、ゼニ吉が中学校受験をする前提で、9歳~11歳(小学校4年~6年)で塾に通うためです。
また12歳(中学1年生)と15歳(高校1年生)では私立学校の入学費がかかります。
※中高一貫校でも、高校入学時には入学費がかかるところが多いです
ゼニ吉の大学費用を忘れてるバブよ!
そこまでの成績が取れないなら、大学を行かずに働くのでもいいんじゃないかな。
ゼニ夫婦は、ゼニ吉の大学費用は奨学金を使うことを考えていますが、ゼニ吉が0歳~17歳(高校卒業)まででも、合計で1,480万円も子育て費用でかかる計算です!
これを踏まえ、ゼニ吉が11歳(小学校6年)のときには、年間最大で591万円の支出を、資産運用+副業等で補わなければいけなくなります。
子供のいる夫婦はサイドFIREから目指せ!
FIREの種類
FIRE(Financial Independence Retire Early)とは、経済的自立・早期リタイアのことです。
資産運用等で老後前に、経済的な自立を達成し、株の配当金等で生活費がまかなえる状態になることです。
FIREを目指すために、最初にやるべき5つのことは、以下の記事を参考にしてください。
FIREの種類は次の4種類があります。
- ファットFIRE
⇒十分な資産を貯めて、生活費を全て投資運用益でまかなう - リーンFIRE
⇒節約をして生活費を抑え、投資運用益で生活する - バリスタFIRE/サイドFIRE
⇒パートやフリーランス等の勤労収入と、投資運用益で生活する - コーストFIRE
⇒FIREできる資産を確保しているが、あえて仕事は続ける
4種類もありますが、大きく分けると、全ての生活費を資産運用等の不労所得でまかなう「完全FIRE」か、一部を仕事による勤労収入でまかなう「サイドFIRE」になります。
少しは働き続けないといけないなら、FIREって言えるバブ?
子供がいる夫婦は、まずサイドFIRE!
子供がいる夫婦は、まずサイドFIREで、パートタイムやフリーランス等で好きな仕事をやりながら、完全FIREを目指しましょう!
理由は3つあります。
- 子育てにかかる費用が膨大であり、完全FIREに必要な資産形成にはかなりの時間がかかる
- 子供の教育費等、いくらかかるかある程度しか予想ができないため、資産運用益だけに頼るのはリスクがある
- 資産運用に回せる資金を増やし、資産形成を早められる
株価の暴落時等、なるべく資産を取り崩したくない時期に、副業等の収入で一部まかなえると安心です。
サイドFIREまでは、副業収入も投資資金に回せることができ、資産形成のスピードアップも期待できます。
投資を何から始めるべきかは、以下の記事を参考にしてください。
サイドFIREで好きな仕事をする場合、会社で働いているうちに、副業を始めるのがおすすめです。
夫婦で副業を始めるメリットと、簡単に始められる副業については、以下の記事を参考にしてください。
特に子供の教育費がかかるようになるまでに、サイドFIREし、自分の事業拡大ができれば、金銭的に安泰です。
ゼニ夫婦は、以下のようにFIREを目指す計画を考えています。
例えば子供が中学受験するならば、受験費用がかかる小学校高学年まで、高校受験をするならば、中学生の間までに、自分の副業を安定させたいです。
そのためには、なるべく子供が小さい内に副業を開始することをお勧めします。
じゃあ次に、ゼニ美の平日・休日のスケジュールを見てみよう!
平日に副業に使っている時間は3.5時間です…
仕事があるので仕方ないですが、もう少し時間を確保したいところです。
休日は午前中も少しだけ副業時間がとれますが、お買い物や、子供と遊ぶ時間があるので、計6.5時間しかとれません…
子供がいると、お金かかり、時間もなく、FIREのハードルは一気に上がりますね。
ゼニ吉達はどうやったら、副業の時間が確保できるバブ!?
会社は給料が高くない上、頑張ってもボーナスが上がらないから、給料が下がっても副業の時間にあてた方が得だと考えているんだ。
忙しすぎる会社に勤めている場合、転職を考えてもいいかもね。
子供が生まれる前なら、なるべく早く副業を始めて、子供が生まれた後なら、勤務時間を短くする等も考えてもいいと思う。
例えばゼニ夫婦は、2021年から以下の副業をしています。
- ブログ
- FIREを目指す投資ブログ(このブログ)
- Youtube
- FIREを目指す投資チャンネル(このブログのYoutube)
- IT系ツールの使い方紹介チャンネル
副業についてはまた別の記事にまとめますが、ブログ、Youtube等は初期投資が少なく、簡単に始められる副業です。
自分のやりやすい副業を選んで、是非すぐに始めてみましょう!
ゼニ夫婦のYoutubeの実績については、以下の記事を参考にしてください。
まとめ
この記事では、子供のいる夫婦がまずサイドFIREから目座す理由と、サイドFIREには副業収入が鍵になる理由を解説しました。
2人以上の世帯で、年間でかかる消費支出は、最大で平均425万円になります。
しかし子育て費用は、公立学校か、私立学校かによっても、教育費にかなり差があります。
あなたの子供が、中学受験をするのか、高校受験をするのか、私立に行くのか、公立に行くのかを踏まえ、年間の生活費を計算してみましょう。
例えばゼニ夫婦の、生活費のシミュレートは以下のようになりました。
ゼニ吉の年齢別、家族全体の年間支出額平均
- 保育園:441万円/年
- 小学生:508万円/年
- 中学生:526万円/年
- 高校生:540万円/年
特に私立の中学や高校を受験する場合、私立の学費に加え、塾代もかなりの額になります。
年間540万円を資産運用益から得るには、少なく見積もっても1億3,500万円以上を投資で運用する必要があります。(4%ルールによる計算)
これだけの資産を作るには、かなりの時間がかかってしまいます…
そこでゼニ夫婦は、子供のいる夫婦はまず「サイドFIRE」を目指し、徐々に「完全FIRE」を目指すステップをおススメします。
完全FIRE:全ての生活費を、投資運用益等の不労所得でまかなう
サイドFIRE:労働収入+不労所得で、生活費をまかなう
サイドFIREをしたとき、労働収入は好きな仕事で得られるのがベストです。
ゼニ夫婦は、子供が小さい内に自分のできそうな副業を始め、副業収入をある程度安定させた上でサイドFIREを目指すのをおすすめします。
副業の種類としては、例えば以下のようなものがあります。
- ブログ(アフィリエイト)
- Youtube(広告収入)
- せどり
- ハンドメイド
子供が生まれる前、または子供が小さい内に副業を育て、サイドFIREを目指すのがよいです。
日々仕事をしている中で副業の時間を確保するのは、かなり大変です。
あまり昇給が見込めない会社であれば、例えば勤務時間を短縮したり、在宅勤務を活用したりして、副業の時間を確保することもよいと思います。
そういったことができない会社であれば、別の部署に異動したり、別の会社に転職したりすることも視野にいれてはどうでしょうか。
子供がいる夫婦がFIREを目指すには、副業収入が肝になります!
まだ副業をしていない場合、今から副業を始めてみましょう!